風の木へと苦しい巡礼の旅をして、目的地に辿り着いた巡礼が行う儀式や風の木から巡礼者へ注がれる祝福。。。巡礼をしたことのない人間にとっては不思議に思えることばかりです。 またメキシコや中南米・南米の先住民に特有の生贄のことや生贄にした動物の血を注ぐことなども、現代日本を生きる私にとっては恐ろしくも謎めいています。 血というものがスピリットと特別な関係を結ぶことに関わっているのだろうということは想像がつきます。メキシコの巡礼でなくても、日本やヨーロッパでも血判書のように特別に重要な契約を交わす時に、自らの身を切って血を流し、その血で判を押す。あるいはお互いの血を交わらせることで、固い契りを結ぶなど…