飢えは過去の話ではない 「日本で飢えることはない」——そんな常識が揺らぎ始めている。 気候変動による農作物の不作、円安による輸入品の高騰、そして政治の無策。これらが重なったとき、食料の確保はもはや当然ではなくなる。 政治の最も根源的な責務は、国民が「飢えない」社会を守ることだ。だが今、その前提が崩れかけている。 農業現場の悲鳴と物価の暴走 新潟など日本海側では記録的な少雨が続き、稲作は壊滅的な打撃を受けている。 田のひび割れ、葉の枯れ上がり、水源の枯渇——まるで災害だ。収穫を断念する農家も出てきた。 一方、消費者の食卓では「猛暑インフレ」が進行中。 8月には前年比1.5倍の食品値上げが発表され…