令和五年度は第四期までが予定されており、そのうち三期目にあたる本展。 会期は~11月31日(木) までで、おわすのは高月町柏原 八幡神社蔵の〔薬師如来立像〕。脇仏として〔日光菩薩立像〕〔月光菩薩立像〕がシンメトリーな造形で両側に配されている。 平安時代の作とされている1mほどの立ち姿。 お顔は穏やか。が、前面の手の込んだ彫り込みに比べると背面は拍子抜けするほどそっけない。 とは言え、実際に安置されている通りのカタチで正対すれば、(魂が抜かれているとしても)拝見しているだけで心の安らぎも、二乗三乗になろうというもの。