山田航 「現代歌人ファイル」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 高木佳子 bokutachi.hatenadiary.jp 子のあるを昏(くら)き芯とし笑むわれは母とふ言葉に唇を噛む 母であるということをアイデンティティの核としたくないと思う一方で、「母」でいるという自我に救われている面もあるという心情なのではないかと想像します。子供を産んだ瞬間どうしようもなく「母」として規定されていく存在である自分を 星座図の星省かれてわれもまた見逃されゆく星のひとつか 三輪車つめたく錆びて置かれをり子に叛かれし老母のごとく 叛かるる日を予感する酷薄の母が唄ひし子守歌聞け …