アングラには興味がない私ですが、昔、萩原朔美が書いた「思い出の中の寺山修司」を読んだ事があるので、歌人で劇作家の寺山修司が主宰していた劇団天井桟敷の劇団員だった「15歳 天井桟敷物語」に興味をもちました。 この本を初めて読んだのはもう10年以上前になります。 本のタイトル通り15歳の高橋咲という少女がアングラ全盛期だった1971年、劇団天井桟敷のオーディションを受けて合格するところから始まります。 その劇団の中心人物の一人だったJ・A・シーザー(日本人です)を好きになり海外公演中妊娠が発覚しますが、「俺じゃあないよね」なんてひどい事を言われてしまいます。このシーザーという男性、相当モテるらしく…