ジビエとよばれる、野生の鳥獣の肉を食用にする動きが広がっています。 2020年度の生産量は、1,810トンと、2016年度比1.4倍になりました。 健康食としての人気の高まりに加え、食肉を処理できる施設も増えて、消費者との距離が縮まってきました。 年間販売額は、40億円弱ですが、地域の取り組みなどで価値が高まれば、牛、豚、鶏に続く身近な食材になる可能性があります。 ジビエが注目されるのは、鳥獣による農作物被害が背景にあります。 2020年度の獣害被害額は、161億円、うち、シカとイノシシが100億円を占めます。 シカとイノシシの捕獲数は、135万頭と10年間で6割増えましたが、ジビエとしての利…