私の読むジャンルのひとつにハードボイルド小説があり、先月「黒い瞳のブロンド」(ベンジャミン・ブラック(ジョン・バンヴィルの別名義):著、小鷹信光:訳 早川書房)を原作に映画「探偵マーロウ」を観てきましたので感想を今週は投稿したいと思います。 マーロウ関連は読んだつもりでいたのですが、こちらは映画化にあたり初めて知りました。 左が原作本の「黒い瞳のブロンド」右が「長いお別れ」(村上春樹:訳・早川書房) ハードボイルド小説の登場人物で有名なフィリップ・マーロウ。本家はアメリカの作家レイモンド・チャンドラー(1888~1959)が創作した探偵で、この作品はそのマーロウを借用して書いたいわばパスティー…