〈偶戯を巡る〉は、人形遣い・人形美術家の長井望美と戯曲作家・演出家の藤原佳奈が、人形芸能のルーツを辿り、取材とその報告、試演実践を重ねながらそれぞれの上演へ歩みを進める場として立ち上げました。 以下は、〈偶戯を巡る〉第一回目の試みとして人形操りのルーツと言われる東北の民間信仰オシラサマを取材した7日間の記録ノートです。週一回月曜更新予定です。 狛犬も勇ましい造作の黒森神社。黒森神楽を育んだ宮古沿岸地域の勇壮な文化と、それを今日に残そうとする宮古の人々の懸命な取り組みに出遭いました。 オシラサマを辿る東北取材ノート〈7日目前編〉 2024年6月29日(土)取材 Day7. 岩手県宮古市ゲストハウ…