2022年3月11日は、大震災と同じ金曜日。その日をどう過ごそうかと悩みながら一日が始まった。毎年、朝一番に震災で子供を二人亡くしてしまった友達にラインを送る。ひとつ送るのにいつも何十分もかかる。言葉を選んで、一語一句悩みながら書いては消し書いては消し、やっと送る。いつも「返信はいらないよ」と最後に書くけれど、必ず返信をくれる。今年返ってきたラインには 「今年は涙が流れず笑っていられる。例年と違う感じ。何か心境の変化があったのか、毎日が充実しているからか。寂しさは同じはずなのに。。。。でも、そんなママを見て喜んでくれていると思う」 と書いてあった。 年を重ね、変化している気持ちをためらったり、…