新潮文庫 平成二十三年 何度、挫折しそうになったか解らないが熟読し なんとか読み切った。カオスをカオスとして 捉えていて、それをどう表現するかだと思う のだが、それをカオスのまま表現しようとし ていると思った。つまり、よく解らんと云う のが正直な感想だ。 3・11についての考察及びその惨状を見て 来ての感想と云ったものや、概況を描いたも のだと思うのだが、なにか実にもどかしい、 伝わらないことがイライラとしてくる感じが 伝わって来る。と云えばいいのか。表現が 一歩、頭が整理されていなさ過ぎる、と云う 感じだ。でも、これをきちっと整理された形 で読まされても、それはそれで詰まらないだ ろうし、う…