京都大学こころの未来研究センター教授(宗教哲学、民俗学)。京都造形芸術大学客員教授。東京自由大学理事長。また、シンガーソングライターならぬ「神道ソングライター」の肩書も持つ。 1951年3月20日徳島県生まれ。國學院大学大学院神道学専攻博士課程修了。錦城高等学校教員・國學院大學幼児教育専門学校教員・武蔵丘短期大学健康生活科助教授・京都造形芸術大学芸術学部教授を経て、現職。
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本やタウンのデータより作成しました。
一条真也です。9月20日の朝、かねてより病気療養中だった父・佐久間進が満88歳で旅立ちました。25日の通夜、26日の葬儀も無事に終え、ご弔問・ご参列いただいた皆様、また供花・弔電を頂戴した皆様には心より感謝申し上げます。 『佐久間進のすべて』より 荼毘に付されて父の肉体は消滅しましたが、その精神は生きています。というのも、父は生前に多くの言葉を遺してくれました。今回は、「『はひふへほ』の法則」を紹介いたします。父は、さまざまな経験を通して、さまざまなユニークな法則を発案してきました。2011年に発生した東日本大震災後、日本人が幸せになるためには「はひふへほ」の法則を実践することが大事だと語りま…
一条真也です。たった今、自民党の石破茂総裁誕生の報に接したばかりです。ずっと父の葬送儀礼にかかりきりで、自民党総裁選も大谷翔平選手の偉業にも疎くなっていました。京都大学名誉教授で宗教哲学者の鎌田東二先生は、昨日の父の葬儀で素晴らしい追悼歌を捧げて下さいました。火葬場まで同行され、棺に火を入れる直前に鎮魂の笛を奏上して下さいました。笛の音が心に沁みわたりました。さらには収骨にも立ち会っていただきました。感謝の念でいっぱいです。 父の通夜に駆けつけて下さった鎌田先生 鎌田先生を見たら泣けてきました 今朝、その鎌田先生からメールが届きました。そこには、「『太陽を追う男』が、『太陽をつかみ、虹となって…
一条真也です。20日の朝、かねてより病気療養中だった父・佐久間進が旅立ちました。最後は、家族に見守られて、堂々と人生を卒業していきました。父には感謝あるのみです。 「天寿国曼荼羅繍帳」 前日の19日に第235信がUPしたばかりのシンとトニーのムーンサルトレター の冒頭に、京都大学名誉教授で宗教哲学者の鎌田東二先生が「本日(2024年9月20日)朝、佐久間進サンレー名誉会長が天寿国に安らかに旅立たれました。こころよりみたまのやすらかさを祈念申し上げます」と書かれています。ここにある「天寿国」というのは、聖徳太子が死後に向かったという浄土です。父は聖徳太子を深く崇拝しており、天寿国を極楽浄土そのも…
一条真也です。19日、シンとトニーのムーンサルトレター第235信がUPしました。Tonyさんこと鎌田東二先生のレターで初めて知ったのですが、著述家の松岡正剛氏が80歳でお亡くなりになられていました。松岡氏は「知の巨人」と呼ばれ、わが読書道の先達でもありました。訃報に接して驚くとともに、故人のご冥福を心よりお祈りいたします。 NHK公式サイトより NHK公式サイトの「著述家 松岡正剛さん死去 80歳『編集工学』の方法論など」という記事には、「『編集工学』の方法論や、書籍紹介サイト『千夜千冊』などで知られる著述家の松岡正剛さんが今月肺炎のため亡くなりました。80歳でした。松岡さんは京都市の出身で、…
一条真也です。9月3日の夕方、ブログ「鎌田先生、父を見舞う」で紹介したように、「バク転神道ソングライター」こと宗教哲学者の鎌田東二先生(京都大学名誉教授)が、わたしの実家にお越しになられ、病床にある父・佐久間進(サンレーグループ名誉会長)のお見舞いをして下さいました。 鎌田東二先生のお見舞いを喜ぶ父 そのとき、父は鎌田先生に対して「聖徳太子が日本の基礎を作ったと思っています」と言いました。鎌田先生は「その通りです。しあさって、聖徳太子の御廟のある大阪の叡福寺に対談の仕事で行くので、名誉会長さんの分もよくお参りし、お祈りしてきます」と言って下さいました。それを聴いて、父は両手を合わせて鎌田先生を…
一条真也です。3日の夕方、「バク転神道ソングライター」こと宗教哲学者の鎌田東二先生と松柏園ホテルで夕食を共にしました。 昨夕の夕食のようす 鎌田先生とは、昨日お見舞いして下さった父の佐久間進(サンレーグループ名誉会長)の話題をはじめ、時事問題から宗教・オカルトまで、さまざまなテーマについて、わたしたちは夜が更けるまで延々と語り合いました。リアル「シンとトニーのムーンサルトレター」であります! 今朝の朝食のようす 翌日の4日の朝、わたしたちは松柏園ホテルで朝食を共にしました。この日も鎌田先生は動画撮影されていましたが、ブログ「映画は、愛する人を亡くした人への贈り物」で書いた映画の本質、写真と動画…
一条真也です。3日の夕方、ブログ「鎌田先生、父を見舞う」で紹介したように、「バク転神道ソングライター」こと宗教哲学者の鎌田東二先生(京都大学名誉教授)がわが実家を訪れ、父・佐久間進(サンレーグループ名誉会長)のお見舞いをされました。鎌田先生には感謝の気持ちでいっぱいです。 「気楽庭」の舞台の上で 円形の舞台の上で語り合いました 父を見舞った後の鎌田先生を、わたしは自宅の庭にお誘いしました。自宅の庭は「気楽庭」と名付けられており、さまざまな樹木や花とともに、樹齢300年の屋久杉やウミユリの化石である梅花石などが並んでいます。また、中央には満月が映る御影石の舞台があります。設計は、日銀元総裁の白川…
一条真也です。3日の夕方、「バク転神道ソングライター」こと宗教哲学者の鎌田東二先生(京都大学名誉教授)が、わたしの実家にお越しになられ、病床にある父・佐久間進(サンレーグループ名誉会長)のお見舞いをして下さいました。 鎌田先生の訪問に笑顔を見せる父 父の姿を見た鎌田先生は「佐久間会長さん、鎌田です!」と言って、父の手を握って下さいました。そして、持参したムック『佐久間進のすべて』を父に見せて、「会長さん、すごいですね! こんな素晴らしい本ができて、わたしは本当に感動しました!」と言って下さいました。すると、それまで無表情だった父がニッコリと笑顔になりました。わたしは、その姿を見て涙が出てきまし…
一条真也です。2日の夜、「バク転神道ソングライター」こと宗教哲学者の鎌田東二先生(京都大学名誉教授)が小倉にお越しになられました。最大の目的は、父である佐久間進(サンレーグループ名誉会長)のお見舞いです。 早速、記念のツーショット撮影 上着を脱いでカジュアルに! 3日の朝、松柏園ホテルで鎌田先生とお会いしました。久々の再会を喜び合ったわたしたちは、まずは「シンとトニーのムーンサルトレター」用に恒例のツーショット記念撮影をしました。最初は上着着用でかしこまっての撮影でしたが、「上着を脱ぎましょう!」という鎌田先生のご提案で、わたしもスーツの上着を脱ぎました。鎌田先生はグリーン、わたしはパープルの…
一条真也です。9月2日の夜、京都大学名誉教授で宗教哲学者の鎌田東二先生が小倉に来られます。鎌田先生は神道研究の第一人者ですが、ブログ「鎌田東二先生、神道を語る!」で紹介したYouTube動画「【魂の対談】日本はとんでもない国だった」で、「まつり」について語っておられます。 この動画を見た上級グリーフケア士でサンレー北陸の大谷賢博部長から、「おもしろ過ぎてぶっ飛びました。この動画こそ目で観るのではなく、概念や自分の中に魂移ししながら観るべきものだと思いました。神話の中に自分がいる。そして自分とは個人ではなく共同であると感じる瞬間。私を分解したら複雑性の中にいることに気づき、それは縁起、空、智恵な…
毎週日曜日は、この一週間に週刊誌や新聞などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPなどをご覧ください。 今週の書評本 (9/30~10/6 全98冊) *表示凡例◆掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数書籍タイトル 著者.編者 出版社 税込価格 書評掲載回数(②回以上を表示) ◆サンデー毎日(今週号はお休み) ◆女性自身「今週のあなたを開く本」: 10/15 号 4 冊マザー 乃南アサ 講談社 1,980 ③地球の中心までトンネルを掘る ケヴィン・ウィルソン 創元推理文庫 1,430オオクワガタに人生を懸けた男たち 野澤亘伸 双葉社 1,980 ②赫夜 澤田瞳子…
2024年9月20日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,065点(セット版を除く)をあげた。文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら→ちくま学芸文庫M&S刊行書目一覧 最新版 - karumerabunkoのブログ 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『…
このブログでは細川政元についての記事をいくつか書いています. 細川政元といえば修験道に凝っていたことで知られています. そういえば修験道について私はよく知らないなぁと思ったので,何か一冊買って読んでみることにしました. 図説 ここが知りたかった!山の神々と修験道 [ 鎌田東二 ]価格: 2024 円楽天で詳細を見る 本日読み終えたので感想を書いてみます. Amazonレビューみたいに採点すると星3つといったところですかね. 読み始めたのが筋トレを終えてからで,中休みしつつ今晩読み終えられたので,かなり読みやすい本だと思います. 私が一番興味があったのが修行なのですが,この本には20ページしかな…
最初に松岡正剛先生の名前を知ったのは、昭和62年5月、今から37年前のことである。父が出版していたブックレット『G-TEN』にエッセイを寄稿してくださり、それを拝読したのがきっかけであった。少数しか発行されていないブックレットであったが、松岡先生は3回も寄稿してくださった。 松岡先生のエッセイは「難しい」というのが当時の私の率直な感想であった。松岡先生の記事だけでなく、他の著者の記事もすべて難解であった。そんなブックレットであった。「分かってくれる少数の人だけに読んでもらえればいい」というのが父の口癖であり、その割に理解できない私にせっせと送ってくれた。定価250円から350円で少数部数の発行…
8月はファミリーでの東京での会食や、ビートの大きな手術などがあったのですが、読書の方は順調で、いつものように250冊読めました。 私の人生にも波があり、「いい時期」と「悪い時期」が当然あったのですが、振り返ってみると、本を読んでいる時期は間違いなく「いい時期」でした。 私は高校1年生の時から本を読み始めました。 それ以降は概ね上昇気流に乗っていたように思うのですが、会社経営をやり出し、あまりの忙しさに本が読めなくなると、やっぱりいろんな面で調子が悪くなっていたように思います。 月に250冊の本を読んで初めて「一流の読書人」という思い込みが、私の中にあったのですが、そういう意味ではようやく「なん…
一条真也です。史上最強の台風10号が九州に近づく中、『予言と言霊 出口王仁三郎と田中智学』鎌田東二著(平凡社)を紹介いたします。「大正十年の言語革命と世直し運動」というサブタイトルがついています。わが魂の義兄であり、日本を代表する宗教哲学者の最新刊です。 本書の帯 本書のカバー表紙には出口王仁三郎と田中智学の顔写真が使われ、帯には「危機の時代、乱世の『世直し』とは何か。」として、「スペイン風邪と第一次世界大戦、関東大震災・・・・・・近代日本が今日に通じる危機的状況にあった時代、出口王仁三郎と田中智学は壮大な構想のもとに大いなる『世直し』をめざした。近代日本における新宗教の巨人ふたりの軌跡と思想…
一条真也です。115冊目の「一条真也による一条本解説」は、『古事記と冠婚葬祭』(現代書林)。本書には、「神道と日本人」というサブタイトルがつけられています。2023年11月21日に刊行されました。 『古事記と冠婚葬祭』(現代書林) ブログ「鎌田東二先生との対談」、ブログ「鎌田先生との対談2日目」で紹介したように、わたしは2023年3月8日・9日に「バク転神道ソングライター」こと京都大学名誉教授で宗教哲学者の鎌田東二先生と小倉の松柏園ホテルで対談しましたが、そのときの内容が本書に掲載されています。ちなみに、88歳にして闘病を続けている父の枕元には、つねに本書が置かれています。 本書の帯 本書の帯…
7月は11冊。 安曇野にいても、この暑さは読書にやや影響すると思う。 73.メディアのトリセツ/ 三上毅一 74.世界の潮流2024-2025/ 大前研一 75.痛みが消える自力整体/ 矢上裕 76.騎士団長殺し1/ 村上春樹 77.騎士団長殺し2 78.創作の拠点/ 森村誠一 79.マラソンは最小限の練習で速くなる/ 中野ジェームズ修一 80.本を出したい/ 佐藤友美 81.霊の発見/ 五木寛之、鎌田東二 82.生涯現役/ 吉本隆明 83.葡萄酒か、さもなくば銃弾を/ 手嶋龍一 一応、左足の痛みはほぼなくなって普通に歩いている。ただ、股関節のストレッチで座って足裏を合わせる、ヨガで言うところ…
遠野物語と源氏物語 物語の発生する場所とこころ 表紙 遠野物語と源氏物語 物語の発生する場所とこころ 鎌田東二 編 創元社 発行 2011年12月1日 第一版第一刷発行 はじめに 柳田国男は文明開化の時代の後の人ですから、洋書に対しても関心を持っており、ヨーロッパの社会人類学や民族学(エスノロジー)や民俗学(フォークロア)の興隆に注目しており、グリムのような童話研究に対しても、抜かりなく関心を払い、目配りしていました。 『遠野物語』と『源氏物語』の距離 山折哲雄 京都タワーからぐるっと京都を見渡す 京都という都市が形成されるプロセスは、まず山から始まる。 森から始まって、時代が移って、稲作農耕…
一条真也です。この日、わが社の新しい施設の起工式が行われました。「黒崎紫雲閣」の建て替え工事の新築安全祈願祭です。 さあ、儀式の場へ! 本日の神饌 本日の式次第 神事が始まりました 1973年に誕生した黒崎平安閣が黒崎紫雲閣として再生したのが1986年。長く地元の方々に愛されたこの施設が新しく生まれ変わります。ブログ「大額紫雲閣起工式」で紹介したセレモニーが行われたのが2021年6月10日ですので、ジャスト3年ぶりの起工式となります。黒崎紫雲閣の場所は福岡県北九州市八幡西区幸神1-10-25で、一等地です。設計管理は大有設計さん、施工は佐藤技建さんです。その佐藤技建さんによってテントが建てられ…
一条真也です。『むすんでひらいて』玄侑宗久著、聞き手/大竹稽(集英社)をご紹介します。「今、求められる仏教の智慧」というサブタイトルがついています。芥川賞作家で臨済宗妙心寺派福聚寺住職の玄侑氏の発言を、教育者で哲学者の大竹氏が聞き取りをした一冊です。現代的な問題も広くカバーしており、非常に学びの多い本でした。 本書の帯 帯には、「死とは何か、生命とは何なのか、『いのち』の根源に向き合う対話集。戦争の拡大や自殺の増加など、生命を軽んじがちな現代だからこそ、全ての生命が繋がっているという『華厳の教え』が輝きを増す。『いろは歌』や『むすんでひらいて』の秘められた意味や『気』の世界などにも触れ、生きる…
📖北海道旭川の詩誌「フラジャイル」 🌈創刊号~20号までの歩み👣* ■2017年 平成29年12月2日 詩誌「フラジャイル」創刊号発行・創刊メンバー:柴田望・木暮純・二宮清隆・山内真名12月2日 まちなかぶんか小屋にて詩誌「フラジャイル」創刊記念朗読会を開催 ■2018年 平成30年3月24日 2号発行(ゲスト寄稿:細田傳造/対談「火ノ刺繍」ノ聲ヲ聴ク 吉増剛造・平原一良)4月28日 「第1回 ぽえむ・ライヴin豊平館」を詩誌「饗宴」と「フラジャイル」で共催8月19日 3号発行(【鼎談】『火ノ刺繍』の未知なる文学地平 完成の経緯を語る 吉増剛造・髙橋純・工藤正廣)9月29日 ジュンク堂書店旭川…
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