京都大学こころの未来研究センター教授(宗教哲学、民俗学)。京都造形芸術大学客員教授。東京自由大学理事長。また、シンガーソングライターならぬ「神道ソングライター」の肩書も持つ。 1951年3月20日徳島県生まれ。國學院大学大学院神道学専攻博士課程修了。錦城高等学校教員・國學院大學幼児教育専門学校教員・武蔵丘短期大学健康生活科助教授・京都造形芸術大学芸術学部教授を経て、現職。
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本やタウンのデータより作成しました。
一条真也です。20日午後、東京から北九州に戻りました。「文化時報」という新聞のインタビュー取材を受けたら、ずいぶん遅れて、この日に掲載紙(6月10日号)が送られてきました。京都に本社を置く文化時報社が発刊する同紙は創刊100年の宗教専門紙で、神社仏閣や教団関連の多彩な情報を発信しているそうです。 「文化時報」2025年6月10日号 記事は、わが魂の義兄弟である鎌田東二先生の訃報記事です。「鎌田当二さん死去」「宗教学者、京大名誉教授」の見出しで、「京都大学名誉教授で宗教学者の鎌田当二(かまた・とうじ)さんが5月30日、盲腸がんのため死去した。74歳。徳島県出身。葬儀・告別式は親族で行なった。喪主…
一条真也です。17日の早朝から、松柏園ホテルの神殿で月次祭が行われました。今朝の小倉はやや曇りで、気温は26度でした。 ホテルの貴賓室には父の遺影が・・・ 朝、ホテルに到着して貴賓室に入ったら、デスクの上に父である佐久間進名誉会長の遺影が置かれていました。父は、いつも見守ってくれています。わたしは遺影に向かって「これから月次祭と天道塾ですよ。今日は、鎌田先生のお話をします」と話しかけました。 月次祭のようす 厳粛な気分になります 玉串奉奠で玉串を巫女から受ける 玉串奉奠で拝礼する 皇産霊神社の瀬津禰宜によって神事が執り行われました。サンレーグループを代表して、わたしが玉串奉奠を行いました。会社…
一条真也です。東京に来ています。あいにくの曇り空で月が見えませんが、今夜は満月です。わたしは満月のたびに「バク転神道ソングライター」こと鎌田東二先生とWEB往復書簡である「シンとトニーのムーンサルトレター」を交わしてきました。ブログ「㊗ムーンサルトレター20周年!」で紹介したように、今年の2月12日には文通20周年を迎えました。 「ムーンサルトレター第244信」がUPしました! しかしながら、ブログ「鎌田東二先生が旅立ちました」に書いたように、5月30日に鎌田先生は帰幽され、堂々と人生を卒業されていきました。それでも、死後100日後に行われる百日祭の「かまたまつり」までは交信可能と思われますの…
一条真也です。9日は複数の新しい 紫雲閣の不動産契約を締結しました。来年11月18日の創立60周年に向けて、出店ペースを加速しています。16時30分からは、 サンレーグループの葬祭責任者会議が開催されました。わたしは、恒例の社長講話を行いました。1時間にわたって話しました。 最初は、もちろん一同礼! まずは、『宗教の言い分』の感想を訊きました 最初に、ブログ「鎌田東二先生とお別れに京都へ」で紹介した‟魂の義兄弟”との死別について、ブログ「グリーフケア講演in横浜」で紹介した6月4日に行われた講演について話した後、東京大学名誉教授で宗教学者の島薗進先生とわたしの対談本である『宗教の言い分』(弘文…
一条真也です。122冊目の一条本となる『宗教の言い分』(弘文堂)がおかげさまで好評です。東京大学名誉教授で宗教学者の島薗進先生との対談本で、「現代日本人の死生観を語る」というサブタイトルがついています。 宗教対談三部作と『宗教の言い分』 4月4日、わたしは、芥川賞作家で臨済宗福聚寺住職の玄侑宗久先生との対談本『仏と冠婚葬祭』(現代書林)を上梓しました。同書は、大阪大学名誉教授で中国哲学者の加地伸行先生との対談本である『論語と冠婚葬祭』(ともに現代書林)、京都大学名誉教授で宗教哲学者の鎌田東二先生との対談本である『古事記と冠婚葬祭』に続く、宗教対談三部作の完結編です。わたしは、島薗先生、鎌田先生…
一条真也です。東京に来ています。7日の午後、北九州に戻ります。この日、「朝日新聞」全国版の朝刊一面に東京大学名誉教授で宗教学者の島薗進先生とわたしの対談本『宗教の言い分』(弘文堂)の書籍広告が掲載されました。同日掲載の読売は他の本と抱き合わせでしたが、朝日はピンです! 「朝日新聞」2025年6月7日朝刊 「朝日新聞」2025年6月7日朝刊 書籍広告には、「多死社会における宗教の意味とは?」「信仰をめぐる様々な疑問に答える!」として、「宗教学の重鎮・島薗進と、儀礼の重要性を世に問い続ける作家・一条真也が、宗教の過去と現在、そして未来の可能性について熱く語る。伝統宗教から新興宗教まで多様なテーマに…
一条真也です。わたしはこれまで多くの言葉を世に送り出してきましたが、この際もう一度おさらいして、その意味を定義したいと思います。今回は「礼能力」です。 『人間関係を良くする17の魔法』(致知出版社) この「礼能力」という言葉は、2009年1月に刊行された拙著『人間関係を良くする17の魔法』(致知出版社)で初めて提示しました。当時、日本人の自殺率上昇が問題になっていました。最大の原因も人間関係にありました。サラリーマンが会社を辞める理由としては、給料の安さ、休みの少なさ、労働時間の長さ、職種への不満などがありますが、そのトップは圧倒的に人間関係の悩みだとか。 人間の土地 (新潮文庫) 作者:サン…
神道や民俗学などを横断的に研究した宗教哲学者で京都大名誉教授の鎌田東二(かまた・とうじ)さんが5月30日、盲腸がんで死去した。74歳だった。告別式は近親者で行う。喪主は長男、龍明(たつあき)氏。(読売新聞より) また、青春時代の思い出が終わった。 鎌田東二師(弟子と名乗っていいかは別として、そう呼ばせてほしい)との出会いのきっかけは大学3年生のころ、國學院大學で「日本倫理思想史」に潜っていたときである。 当時は浅羽道明氏が仕掛けた「ニセ学生」ムーブメントがあり、経済学部のわたしはそれに乗ったのである。 単位と無関係の講義の愉悦を教えてくださった講師であった。 わたしは経済学を大いに楽しんでいた…
一条真也です。6月になりました。2日の午前8時45分から、わが社が誇る儀式の殿堂である小倉紫雲閣の大ホールにおいて、サンレー本社の総合朝礼を行いました。今月からはクールビズです。 6月度総合朝礼前のようす 最初は、もちろん一同礼! 社歌斉唱のようす 社歌「永遠からの贈り物」を歌いました♪ 永遠からの贈り物 作詞:作曲 鎌田東二1. 日の光 満ちあふれ愛の光 満ちあふれ虹を架け 夢を架けるSun-Ray Sun-Ray Sun-Ray 生まれてきて感謝 旅立つ日も感謝すべてのいのち 尊し賛礼 賛礼 賛礼※あなたと出会い この時を過ごし助け愛 共に生きる サンレー サンレー ラーラーラーラーラー …
一条真也です。5月31日、前日に亡くなられた「魂の義兄弟」と最後のお別れをしました。30日の夜、京都大学名誉教授で宗教哲学者の鎌田東二先生の訃報に接したわたしは、翌朝、小倉から新幹線のぞみ20号で京都へ向かいました。サンレーのグリーフケア推進室の市原泰人室長も一緒でした。 JR小倉駅の前で のぞみ20号の車内で 前田日明氏の対談を読みました のぞみ車内では、混乱する心を落ち着かせるために読書をしました。この日は、「KAMINOGE」160号というプロレス雑誌を読みました。今月5日に東京で対談する前田日明氏の特集号だったからです。赤い表紙には前田日明氏の顔写真が使われ、「俺たち人生をやり直す必要…