元禄6年3月4日。晴。大納言光友公・摂津守義行公が江戸へ出発する。未刻(午後1時)、御供揃が行われる。同半刻(午後2時)、お立ちになる。文左衛門は近友と8つ(午後2時)少し前に出かける。熱田まで御供をし、御目見した後帰路につき、沢観音で奈良茶、酒を給う。