元禄10年4月28日。薄曇り。未刻(午後1時)過ぎると晴れる。
元禄10年4月28日。近頃、大公(光友)が猫ヶ洞の水を大曽根の御池に引くことを命じる。水路は湫を掘り、樋を埋める。湫とは水を通す溝のこと。高いところは樋を用い、歩卒が多く集まる。冨永内左衛門がこれを担当し、水奉行3人が監督する。御池は猫ヶ洞より2尺(1尺は約30センチ)高いと。