元禄13年11月14日。瑞龍院様47日の読経一部が行われる。卯中刻(午前6時)から始まり、僧は50人。これは殿様が仰せ付けられたもの。読経一部が行われ、午中刻(午後0時)に始まり、僧は38人。これは津守(松平義行)が仰せ付けられたもの。午(午前11時)過ぎ、津侯が詣でる。文左衛門は手形を8斗替に2分払い、米は8斗7升替で売る。戌刻(午後7時)、鈴木伝太夫の4,5軒東南側から火事になろうとする。よそから人が馳せ集まるが、主が素早くこれを消し止める。危いところであった。