宝永1年4月18日。切紙をもって申し入れる。鶴姫様は去る12日夜逝去なされたので音曲、鳴物などは止め、諸事穏便にするようにとの御意を老中が申し渡された。期限は追って申し入れる。以上。4月18日 近藤小太夫。両御城代殿。加えて、このことを同心衆ならびに足軽、そのほか支配の者に申し渡すように。昨年から雨ならば祭礼は行われず、今年は鶴姫様が逝去なさる。逝去は昨日わかったけれどいまだ明らかにはされていないので、昨日延期するとさらに大事になるので雨にも関わらず行われたと。後に人々は思いつく。