正徳3年閏5月2日。近頃、呉服町橘屋助九郎の妻と近所の問屋の子19歳が密通していたことが露見し、2人とも髪を切って追い払われる。妻は中嶋郡上川端村の大百姓の娘だった。二人は寝ているところを捕らえられる一緒に去ったと云々。稲荷の茶屋のことで腹心の徳右衛門に天野氏が尋ねて言ったのは女を金3分では雇かね、そのためあれこれと延び延びになっている。しかし、まずはすぐに5、6人雇うようにと云々。