正徳3年3月13日。九条左大将様が夕暮れ頃万場を通り、夜遅くに熱田へ到着し、宿泊する。近衛殿はこれより早く熱田へ着いていた。旅宿への使者は渡辺新左衛門・滝川弥一右衛門が勤める。佐屋の昼では荒川次郎九郎、御目付浅野弥一右衛門、五十人目付山上仙右衛門・相原久米右衛門が勤める。御代官では河村加左衛門・柴山百助が勤める。万場・岩塚では水野分四郎が勤める。神守では水野与左衛門が勤める。熱田旅宿は生駒伊右・目付鈴木定右衛門が勤める。鳴海は三宅善八・小沢九郎左衛門が勤める。昨日の朝卯(午前5時)過ぎ、葭町あたりの薪を盗み、船に積んで逃げていく盗人1人を捕らえ、牢に入れる。