正徳3年4月25日。稲荷の正遷宮が末社ともに26座で申(午後3時)に始まり寅(午前3時)に終わる。御名代は周防守が勤める。巻末に記す。五郎太様からは石黒三郎左衛門が勤める。姫君様からは肥田孫左衛門が勤め、銀5枚を稲荷へ、3枚ずつを山王天神へ遣わされる。町中には男女にかかわらず、望む者はだれでも参詣するようにと申し渡しがある。村々までも同様。