正徳4年4月2日。出来町小万物屋三右衛門が伊兵衛を切ったことがわかり、この日牢に入る。三右衛門は初め大野の者で、祢宜の伯父の妻と関係を持って孕ませ、伯父の妻を連れて名古屋へやって来て妻として暮らしていた。性悪者であった。