正徳5年12月14日。兵庫殿が木綿嶋の着物で出向かれる。この日、修理殿から先日の簡略2通の書付が廻る。この朝、主税筋下の畳屋が自殺する。茂兵衛といい、42才。乱心ということにして済ませる。脇差で喉を突いて即死する。延べ商いで損をし、かつ継母であったのでと云々。