東日本大震災から14年。1日かけて震災とその後のことを感じさせる話が飛びこむ。 あの日は友達数人と集まってランチした後、食後のデザートを友達の車で買いに出て、ケーキ屋さんで激しい揺れに遭遇した。電信柱がブンブンと揺れて、神奈川の内陸側でこれだと富士山噴火か東海地震か、と疑った。 その日は前の月に母が他界したことを報告しようと思っていた。田舎の親類を心配しつつも、母がもし生きていたらと考えた。友達の家に着くと、震源は東北で起こったものだとわかり、次から次へと信じられない津波の光景が続き、母の事を報告するタイミングを逸した。 その日は関東も電車が麻痺していたから帰宅するのを諦めた。そうなると家に残…