恐ろしく奇妙な夜 (奇想天外の本棚)作者:ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ国書刊行会Amazon 国書刊行会の世界探偵小説全集の中でも、最大の収穫の一つであることは間違いない (賛否両論はあるにせよ)「赤い右手」の作者、ジョエル・タウンズリー・ロジャーズの中短編集。 勿論、私の乏しい長期的記憶槽では、内容は全く覚えられてないのだけど、 これが本当に計算尽くで書かれているのか、疑問に思えた記憶がそこはかとなくある。 ただ、この作品集を読んで、やはりあれは計算尽くなんだと納得できた。 このわずか六編の中でも、読者にミスリードを仕掛けたり、 堂々過ぎるほどにあからさまに思えたり、妙な酩酊感を覚えて…