スティーブン・R・コヴィーさんは、「Win-Winを考える」という習慣の必要性を述べておられます(「7つの習慣:成功には原則があった!」キングベアー出版 2009年)*1。 この習慣は、取引において交渉の両当事者に好ましい結果をもたらすことが必要だということです。一方の当事者が勝って、もう一方の当事者が負けるような取引は成立しない方がいいと言っています。 これに対して、「三方よし」は「売り手よし、買い手よし、世間よし」という商売の考え方であると理解しています。 次のような場合はどうでしょうか。 新入社員が上司に、「仕事がなかなか進まないので、勤務時間外に仕事をさせて欲しい。残業代は要りません」…