京成電鉄200形は1931年の青砥駅-日暮里駅間の開通に伴う車両増備用として、モハ200-210の10両が製造されました。 車体は、乗降の混雑緩和や運転席すぐ後ろが客用第1扉となることによる駅員無配置駅での集札の便などを考慮し、ドアの配置が非対称(厳密には点対称)とされ、京成電鉄初となるドアエンジンも採用されました。 この配置は、その後しばらくの間導入される京成電鉄の車両にも継承され、「京成タイプ」とも言われるようになりました。 主電動機は、高速性能を重視した110kW級(架線電圧 1500V時のSE-144電動機を搭載していました。 1965年から 1966年にかけて、半鋼車体を全金属製車体…