3rd Generation Partnership Projectの略。
第3世代(3G)移動体通信システムの標準化プロジェクト。また、同プロジェクトによる移動体通信システムの標準規格。1998年12月、アメリカのT1、ヨーロッパのETSI、日本のARIB、TTC、韓国のTTAといった通信標準化団体が基になって結成され、後に中国のCWTSも加わっている。
当初は、新世代携帯電話の国際標準「IMT-2000」の日欧方式であるW-CDMAの標準化を推進していたが、1999年のQUALCOMM社とEricsson社の合意を受けて、QUALCOMM社のcdma2000方式も取り込んだ世界共通規格を策定している。
なお、3GPPから派生したプロジェクトとして、cdma2000の標準化を進めている3GPP2が存在する。こちらは、cdma2000側へ3GPPの仕様を取り込む活動を行なっており、3GPPを補完する役割を担っている。
日本では、NTTドコモとJフォンが次期サービスにW-CDMAを採用するため3GPPに準拠しているが、KDDI(au)はcdma2000によるサービスを計画しており、3GPP2に準拠している。