アメリカにいた時の私のコーヒーの飲み方と言えば、half and half (ミルクとクリームが半々ずつ混ぜられたもの)をじゃぶじゃぶと入れ、砂糖もこれまた際限なく入れ、まるで温かいコーヒー牛乳。これは、私が変質者というのではなく、周りもそうやっていたし、それがアメリカの定番だったので、さして気に留めることもなかったのだ。 ところが、日本へ戻って来ると、あの小さなクリーマーと呼ばれるものは、いくつ使っても足りない。あっという間にクリーマーの山を築くことになり、白い目で見られること数十回。ようやく恥ずかしさを感じ、ちょっと自分でコーヒーなんかを淹れてみるかと思い立ち、ドリップコースを取ってみるこ…