アクティヴ・センター・デファレンシャル(Active Center Differential)の略。
三菱自動車工業が開発したアクティブ式センターデフ機構であり、2001年に生産されたランサーエボリューションVII(CT9A型)より搭載。
前後駆動力配分50:50固定のフルタイム4WDを基本として、ドライバーの操作、走行条件、ステアリング角、速度、ブレーキ、旋回G等のセンサーから得られた情報を基に、センターデフに組み込まれた油圧多板式電子制御クラッチの圧着力を自動的に制御して、前後の駆動制限をコントロールする事により、駆動性能を向上させる。
また、サイドブレーキを引くとセンターデフの作動制限をフリーにすることも可能となっており、更にAYCと統合制御されることで、駆動性能と旋回性を高レベルで両立している。
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