Arbeitsgemeinschaft der Vermessungsverwaltungen der Länder der Bundesrepublik Deutschland Working Committee of the Surveying Authorities of the States of the Federal Republic of Germany ドイツ連邦共和国全州測量局作業委員会(仮訳)
© Aniplex / Screenshot by author 本作は、まぎれもなく1人用のゲームだ。それなのに遊んでいると、複数人で事件を囲んでいるかのような空気に包まれる。 『マーダーミステリーパラドクス このひと夏の十五年』は、参加者が容疑者を演じ、対話を通じて犯人を推理するアナログゲーム「マーダーミステリー」をモチーフにした推理ADVだ。本記事では、実際のプレイ感と総合評価を整理したうえで、密談・議論・投票で進む推理パートがなぜ「全員で推理している」空気を生むのかを構造面から解説する。マーダーミステリーの空気を1人でじっくり味わいたい人に向けて、ネタバレを抑えつつまとめていく。 どん…
唐突だが諸君らは創作物を楽しむ際、どういった場面を気に入りやすいだろうか?我は断然『キャラの死亡シーン』である。…こらこら、そう警戒するな。悪趣味とか倒錯してるとかいうでない。コレにはれっきとした理由があるのだ。 『死』とは絶対的かつ不可逆な出来事、聖人だろうと悪人だろうと死は平等に訪れる。最期の刻にその人物がどのような行動を取り、どんな言葉を残すか…それこそが創作物における『死』という事象の美しさを際立たせるといっていいだろう。ときには何も残せない『死』が描かれることもあるが、それはそれで無情さや理不尽さを感じられるため嫌いではない。…あっ、ちょっとまって逃げないで、悪趣味で倒錯してるのは認…
© SFB Games / Screenshot by author シリーズ物の続編には、いつも「安心」と「驚き」の綱引きがつきまとう。慣れ親しんだ操作感やテンポは心地よいが、そればかりでは新鮮さが薄れていく。 『The Mermaid Mask』は、名作『Tangle Tower』の系譜を継ぐ、探偵Grimoireと相棒Sallyが挑むポイント&クリック型の推理アドベンチャーだ。本記事では、Demo版で体験できた範囲のプレイ感と評価を、会話劇の雰囲気を楽しむ推理ゲームが好きな人や、前作からの続編を気にしている人に向けてまとめていく。
シュレディンガーズ・コールは都市伝説解体センターを送り出した集英社ゲームズ出資による新作ADVであり、アクロバティックチリメンジャコというインディー開発チームによって制作された作品だ。 世界が終わるその直前の21ナノ秒前、その瞬間に心残りを抱えた魂たちと電話によって語らい、その魂たちを救うことが目的の絵本風に描かれるノベルアドベンチャーとなっている。 以前都市伝説解体センターを遊んで集英社ゲームズというブランドの気合を感じられたことや、ゲーム自体も力の入ったインディーADVということで今回プレイしてみたいと思って手に取った。 ゲーム自体への感想 考察 公式が配布してたネタバレ注意画像 せっかく…
© 鬼虫兵庫 / Screenshot by author 続編とは、前作の何を受け継ぎ、何を新しく見せるのか。20万本以上を売り上げた『シロナガス島への帰還』の続編『遥かなる円形世界』と聞けば、その答えが気になる人も多いだろう。 『遥かなる円形世界』は、ニューヨークと日本という遠く離れた二つの土地で起きる事件が、やがて交差していくミステリーアドベンチャーだ。鍵を握るのは、時を巻き戻すという禁断のデバイスと、それがもたらすループである。本記事では、Demo版で体験できた範囲のプレイ感と評価を、『シロナガス島への帰還』を楽しんだ人や、文章を読み進めながら真相に迫る物語重視の推理ADVが好きな人に…
© Duang! Games, LLC / Screenshot by author 未知の言語を一から解読していくゲームには、緻密な観察と仮説検証を求めるものが多い。だが『Sethian』が用意しているのは、それとは性質の異なる体験だ。 『Sethian』は、架空の言語「セシアン語」を使って古いコンピュータと対話していく、SFパズルゲームだ。本記事では、解読そのものの手応えはやや薄いという特性を踏まえつつ、未知の言語を少しずつ"覚えていく"擬似体験と、その先に待つ「理解」の壁がどのように生まれているのかを構造面から整理する。SF設定の謎解きや、架空言語をテーマにした作品に興味がある人に向けて…
© Rundisc / Focus Entertainment / Screenshot by author 謎の言語が登場するゲームは多い。しかし、その解読がゲームの主軸を最初から最後まで貫いているものは、稀だ。 『Chants of Sennaar』は、バベルの塔をモチーフにした巨大な塔を舞台に、階層ごとに異なる住人たちの言語を解読しながら頂上を目指すパズルアドベンチャーだ。本記事では、言語解読という体験の面白さとその設計的な巧みさを、ネタバレを抑えつつ整理していく。言語ゲームや謎解きパズルに興味がある人に向けて書いている。 こんな人におすすめ:・言語そのものを解読するユニークな体験をした…
© Lizardry / Screenshot by author 推理ゲームのほとんどは、言葉で手がかりを提示する。だが『7 Days to End with You』は、言葉そのものを謎にする。ゲームは、プレイヤーが目の前で話される言語を一切知らない状態から始まる。本記事では、実際のプレイ感と総合評価をまとめたうえで、「知らない言語を解読する」という設計が推理体験としてどう機能しているかを構造面から解説する。言語パズル・ミステリー好きに向けて、ネタバレを抑えつつ書いていく。 こんな人におすすめ:・前例のない「言語解読」システムを体験してみたい人・自分の解釈が少しずつ精度を上げていく過程を楽…
© Sam Barlow / Screenshot by author 推理ゲームでは通常、手がかりはプレイヤーの前に提示される。しかし『Her Story』では、何が手がかりになるかを探すこと自体が、推理の始まりだ。 『Her Story』は、2015年にSam Barlowが開発したFMV(実写映像)アドベンチャーゲームだ。プレイヤーは古い警察のデータベースにアクセスし、1994年のイギリスで起きたある事件に関する取り調べ映像を、自分でキーワードを入力して検索しながら掘り起こしていく。 本記事では、プレイ体験のレビューと構造解析を通じて、映像を見るという一種類の体験に物語の真相を委ねる設計…
darkauction.com ジャンル ADV プレイ環境 PS5 知ったきっかけ 発売日のプレスリリース見かけて 購入の流れ ウィッシュルームのシナリオの人と聞いてびっくりしてそのまま購入 だいぶ前にクリアしたものの書きあぐねて時間が経ってしまいました。昔々DSでプレイしたウィッシュルームが本当に大好きで定期的に思い出してはどうにか現行機で出てくれないかなあ〜などと呻いています。そんな折に「あのウィッシュルームやアナザーコードの鈴木理香氏をシナリオに迎えた新作!」などというプレスリリースを見つけてめちゃくちゃびっくりし、そのまま特に内容も確認せず勢いで購入しました。クラウドファンディングや…