Mac OS上で動作するスクリプト言語。AppleScirptに対応しているアプリケーション間で操作や情報をやり取りできる。
英語に似た文法で表記するので、プログラミングに慣れてなくてもソースを見れば何となく何をやっているのか分かる。
内部的にはスクリプトをAppleEventに変換し、それをアプリケーションに送信することで動作している。毎回AppleEventに変換するのでは時間がかかるため、バイトコードにコンパイルされるのが普通である。
今までは各アプリケーションがOpenScriptingArchitecture(OSA)に対応していないとAppleScirptで操作できなかったが、Mac OS X 10.3からはSystemEventsを利用することでOSAに対応していないアプリケーションでもメニューを操作したりできる。
AppleScirpt自身にはインターフェースは備わっていないが、Mac OS XでAppleScirpt Studioが採用され、Cocoa APIを使ってインターフェースが構築できるようになった。それ以前はDialogDirectorというOSAX(AppleScriptを拡張する、スクリプテイング機能追加と呼ばれるいわゆる追加ライブラリ)やFaceSpanでインターフェースを構築していた。
Mac OS X 10.4からはAutomatorを使い、1行もコーディングすることなくアプリケーションを操作出来る(アプリケーション側の対応が必要)。
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