御節料理、お節料理。
正月や節句に用いる料理。
おせち料理が重箱で出される理由は「めでたさを重ねる」という意味で縁起をかついでいるため。
神様がお越しになる三ヶ日には、静かに、音を立てないために、家事を控える。
そのため、大晦日のうちにおせち料理を作り置きして、三ヶ日はこれを食べて過ごす、保存食の役割を担うとも言われている。
基本は四段重ねで、上から順に、一の重、二の重、三の重、与の重、と呼ぶ。
四段目のお重を「四の重」と言わないのは「四」が「死」を連想させ縁起が悪いためである。
詰め方や料理などは地域やしきたりによって様々であるが、おせちに詰められる料理にはそれぞれ意味がある。
おせちとお正月料理165点―アレンジおせちから簡単おつまみまで (ブティック・ムック No. 826)