先週行ったエネルギー系企業向けの交渉術トレーニングの声をレビュー中。 相手との長期的な関係を維持することを前提にしている場合には、いわゆる「Win-Win」をゴールとする協調的交渉戦術が基本となりますが、参加者の中には、原材料の国際調達などで、できるだけ早く、安く調達することを業務のKPIとしてしのぎを削る仕事をしている場合もあります。 もし代替品(BATNA)が無数に存在するコモディティの完全競争市場(いわゆるレッドオーシャン)で取引するのであれば、交渉術で解消できる部分は割と少なく、市場は「神の見えざる手」の需要-供給グラフで表される「均衡価格」に近づくのがセオリーと言えそうです。 ただし…