【百瀬結人(ももせゆうと)視点】 その男が、俺のバイト先であるコンビニエンスストアに入って来たのを見た瞬間、反射的に、 (お。好みのタイプだ) と、思った。 フェイスマスクをしていて眼鏡をかけているので、確信は持てないけれど、インテリ系のシュッとした美形なのではないか、と思わせる雰囲気がある。 (これでマスク外したらガッカリ……なんてことはよくある話だけど) コロナ禍になってから、何度もそういう目に合ってきたので、期待はしない。 しないけれど、ついつい目で追ってしまっていた。 その男は、一度目の来店では、スポーツドリンクのペットボトルを購入したけれど、翌日からは、コーヒーを買うようになった。毎…