「2024」と書かれているからには過去にも同様の展示があったかと思い記録を辿れば、少なくとも自分が訪問した八回ではなかったよう(HP上には「2023」の履歴あり)。 そう思わせるのは、四ヶ月前の”キャラクター・マトリクス”と展示の手法が似ているからで、会場内には階段やメゾネットのような空間も設えられ、来場者は下に潜り上に昇り、遍在する作品を、宝探し宜しく探し、楽しむ。 出展者は『宇田川直寛、黒川岳、ちぇんしげ、時吉あきな、トモトシ、中田愛美里、平松可南子』と七名もおり、それを『池田佳穂』がキュレーション。 東京駅周辺を始めとする「都市」にスポットを当てた各人の個性的な作品を混沌ながら全体的な統…