ネザーランドドワーフのパスカル(ポン)と、ホーランドロップのマノン(もっちゃん)。舞台はフランスの小さな町。お菓子屋の娘として働くマノンと、旅の青年パスカルの出会いから始まる、うさぎの恋の物語です。 パスカルが初めてマノンに出会ったのは、古い石畳の坂道に面した、小さなお菓子屋の前。黒のコートと赤いマフラーを身に着けた彼の姿は、どこかよそゆきで、でも優しい目をしていました。 一方、マノンは明るくて芯が強く、お菓子作りに夢中な女の子。最初は少し距離をとっていた二人ですが、マノンの作る素朴なお菓子と、パスカルの静かなまなざしが、少しずつ心の距離を近づけていきます。 しかし、二人の未来には別れの影も―…