カフェイン代謝とCYP1A2(シトクロムP450) ~カフェイン中毒からCYP1A2阻害薬・誘導薬まで~ <目次> 1.カフェイン代謝 2.キサンチン誘導体 3.CYP1A2(シトクロムP450 1A2) 4.CYP1A2阻害薬・誘導薬 4-1. CYP1A2阻害薬 4-2. CYP1A2誘導薬(誘導体) CYP1A2はシトクロムP450の一種で、肝臓で薬物などの代謝に働く酵素です。この酵素がニューキノロン系抗菌薬にて阻害されてカフェイン中毒となるという症例があり、とても身近に感じられました。またカフェインと動悸の関係に関しては去年、何かないかな~と実は考えていたところでした。今回はこのCYP…