500年ぶりくらいに新橋で飲む。いつもの仲間の旧車乗りたちが七人。彼らをあらためて見れば全員サラリーマンで、社名を書けば就活生の背筋が伸びる上場企業のエライさんばかり。大手メーカーや放送、大手広告など、悲しいかなボクが一番下っ端の孫請け平社員だった七人のサムライ、するとボクはさしずめ三船敏郎だろうか。平日の夜なので皆、仕事帰りのビジネス服のままのという、いつもと違う格好だけれど、いつもの日曜日と同じ、くだらない話をして盛り上がる。みんな同世代なのでもうガツガツすることもなく仕事の話は皆無、退職後は何をしようかと第二の人生の話題で盛り上がるハナキンの夜。嗚呼新橋。