《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info 幡生操ー門司駅間を走る貨物列車は、EF81形が重連で牽いていました。これは、関門トンネルの勾配が20〜25パーミルと険しく、万一トンネル内で列車が停止したときに、1000トンから1200トンの列車を引き出すことが必要になるため、国鉄時代から重連での運用が決められていました。そのため、単機回送列車も最低で重連、ダイヤによっては列車をまとめるため四重連の単機回送列車も組まれていたのです。 筆者が添乗した列車は、EF81形重連の列車でした。そして、発車を待つ重連のEF81形のうち、1両は銀色に光るステンレス車体をもった銀釜…