ビリー・アイリッシュの曲をたくさん聴いた。 歌声の素晴らしさは、多くの人が語るように他に代えがたい圧倒的なものだ。 楽曲の表現力、説得力、そしてビリーご本人の魅力。 何しろ、キュートでパワフル。 観客に向ける言葉、しぐさ、表情のすべてに、愛がある。 独特のファッションも社会に向けた主張も揺るぎないかのように見えて、歌の中では内包する葛藤や不安など切ない思いを打ち明ける。 聴く人は、そのギャップに心を掴まれ、共感を覚える。 たのもしい。 私には歌詞が個人的過ぎてちょっと重いと思われるのは、まだ聴きが足りないのだろう。 比べて、藤井風さんのあの歌詞の老練感は何だろう。 彼のパフォーマンスはあんなに…