「青春映画」というカテゴリにそんなに思い入れがなく、主演も元乃木坂メンバーということもあり、シネコンでよく見るタイプの映画だと思っていた。 見るまでは。 以下から壮大なネタバレが続きますので、 ネタバレしてかまわないという方だけ、ご覧ください。 「青春映画」という衣を着た、実は「未来の映画世界に対する危機感」を遺憾なく詰め込んだ意欲作。 「未来では映画はない。動画は5秒以内。」 劇中、主人公ハダシが作る映画の主人公として抜擢された倫太郎に告げられる。(倫太郎は未来から来たタイムトラベラーという設定)ハダシはこの未来の事実に打ちのめされるが、見ていた私もまた衝撃を受けた。 それまで「まあ、良くあ…