誰しも「我が家」に帰ると、「ホッとするなぁ、やっぱり我が家はいいなぁ」と思うのではないだろうか。 先日、イスラエルとの休戦中に、瓦礫に埋もれた我が家に戻ったガザの住人が、「どんなに瓦礫の山でも、ここが我が家です。帰るべきところなんです」とテレビで話していた。その言葉が、ずっと耳に残っている。 先週、ロシアによるウクライナ侵略戦争が4年目に突入した。そして今、ウクライナ(及び欧州)の頭越しに、トランプ大統領とプーチン大統領が、戦争終結に向けて話し合うという、信じ難いことが起きている。まるで、世界は帝国主義の19世紀後半のような姿に戻ってしまったかのようだ。 トランプ大統領は、ウクライナが領土を取…