いわゆるバッハの「七つのトッカータ」、作品番号で言えばBWV910~916です。 バッハのチェンバロ向け鍵盤曲でも、「平均律」や「インベンションとシンフォニア」のように曲が小規模でもなく、また、組曲形式で馴染みやすい「フランス組曲」、「イギリス組曲」、あるいは「パルティータ」とも違い、それぞれが10分程度の長尺な曲です。トッカータとはWikiによると「鍵盤楽器による、速い走句や細かな音形の変化などを伴った即興的な楽曲で、技巧的な表現が特徴。オルガンやチェンバロの調子、調律を見るための試し弾きといった意味が由来」とあります。バッハのチェンバロ曲には1時間を超えるゴルドベルグ変奏曲などもありますが…