今回は、『医師が知らない余命を延ばすがん養生生活』(シャムレッフェル・レックス:著、三交社:2014年刊)という本をご紹介しましょう。 著者のシャムレッフェル・レックス氏は、会社の経営者として忙しく働いていたそうですが、60歳を前に保険の見直しをすることになり、気楽な気持ちで健康診断を受けたところ、ステージⅣの腎臓がんが見つかります。 医師は手術不能と診断し、ソラフェニブという抗がん剤を使った治療を開始したのですが、副作用の強さに、レックス氏はすっかり身体が衰弱してしまいます。 また、医師から5年生存率4.6%という数字を知らされたこともあって、レックス氏は一時的に死を覚悟しますが、家族の支え…