Re:VIEW は、EWB や RD あるいは Wiki に似た簡易フォーマットで記述したテキストファイルを、目的に応じて各種の形式に変換するツールセットです。 平易な文法ながらも、コンピュータ関係のドキュメント作成のための多くの機能を備えており、テキスト、LaTeX、HTML、XML といった形式に変換できます。独自のカスタマイズも簡単です。 review/quickstart.ja.md at master · kmuto/review
Re:VIEW は、EWB や RD あるいは Wiki に似た簡易フォーマットで記述したテキストファイルを、目的に応じて各種の形式に変換するツールセットです。 平易な文法ながらも、コンピュータ関係のドキュメント作成のための多くの機能を備えており、テキスト、LaTeX、HTML、XML といった形式に変換できます。独自のカスタマイズも簡単です。
訳ありで「薄い本」を作っています。直球で綴ると角が立つので自重自粛自制しますが、業務の一環*1としてRe:Viewと呼ばれる技術系同人誌作成で比較的利用される電子書籍作成支援ツールを用いて技術書っぽいものを作っています。 reviewml.org わかりやすく書ける!技術同人誌初心者のための執筆実例集 (技術の泉シリーズ(NextPublishing))作者:石井 葵インプレスR&DAmazon詳細は(浪費日記で不自然にRaspberry Pi 4 Model Bが計上外扱いと宣言しているのでお察しですが)割愛するとして、なんとか何らかの形式で形が見えてきました。しかし、1つだけ課題事項が・・…
textlint で textlint-filter-rule-comments を使うとコメント記法で「特定のルールを無視する」範囲を設定できる. github.com しかし textlint-plugin-review と組み合わせて Re:VIEW で textlint-filter-rule-comments を使う場合は <!-- --> ではなく #@# という Re:VIEW のコメント記法を使う必要がある.ポイントはここまで👌 #@# textlint-disable #@# textlint-enable github.com 検証ログ 📄 検証ログを残しておく.まず,今回…
Re:VIEWに挑戦する連載の13回目です。前回の記事はこちらになります。 Re:VIEWフォーマット 前回はインライン命令を使った表記をご紹介しました。さらに色々な表記ができて本格的になりました。 ここまでで大体の機能をご紹介したのですが、基本的な記述方法の説明が未だでした。簡単ですし、以下をご参照頂ければ済むのですが、一応触れておきたいと思います。 github.com 見出し 先頭に1つ以上の「=」を付けることで見出しを設定できます。設定できるレベルは6までです。「=」の後には半角スペースをいれます。 = 章 == 節 === 項 ==== 目 ===== 段 ====== 小段 この様…
Re:VIEWに挑戦する連載の12回目です。前回の記事はこちらになります。 hirocom777.hatenadiary.org まだあるブロック命令 前回は、ブロック命令を使ってリード文、囲み記事、表、ソースリストなどの表記をPDFファイルに挿入してみました。本の記述によく使われる表記方法が簡単に実現できるんですね。 でも、ブロック命令はこれだけではありません。今回も引き続きブロック命令を取り上げていきます。そして併せてインライン命令もご紹介します。 インライン命令 インライン命令は段落、文字列内の一部に対して装飾などの処理を行います。インライン命令の書式は以下の通りです。 @<命令>{対象…
Re:VIEWに挑戦する連載の11回目です。前回の記事はこちらになります。 hirocom777.hatenadiary.org ブロック命令 前回は、PDFファイルに画像データを挿入してみました。画像が入ると一段と本らしくなりますね。 そして図の表示に使用した表記は、ブロック命令と呼ばれるものです。ブロック命令は1〜複数行の段落に対して装飾などの処理を行うもので、図の表示以外にもいろいろあります。今回は、それらをご紹介します。 ブロック命令の書式 ブロック命令の書式は以下の通りです。 //命令[オプション1][オプション2]・・・{ 対象の内容 //} 命令によってはオプション省略できる場合…
Re:VIEWに挑戦する連載の10回目です。前回の記事はこちらになります。 hirocom777.hatenadiary.org 図を表示する 前回は、複数のファイルからRe:VIEWで1つのPDFファイルを作成してみました。結構本格的になってきましたね。 でも、今まで変換、表示してきたのは文字だけ。図の表示がありません。やはり適度に図が挿入されている方が、見やすい本になるでしょう。今回は図の挿入方法をご紹介しようと思います。 表示する図のデータと置き場所 まずは図のもととなる画像ファイルをどこに置くかですが、config.ymlを確認すると以下の様になっています。 # 取り込む画像が格納され…
Re:VIEWに挑戦する連載の9回目です。前回の記事はこちらになります。 hirocom777.hatenadiary.org 複数のファイルをまとめる 前回は、Re:VIEWで変換するPDFファイルの設定を操作してみました。本の形に近づいてきた感じがします。 でも、本を作るのですから1つのファイルだけということは稀でしょう。長くなると収支が付かなくなりますし、途中で章の入れ替え、挿入、削除などしたくなった場合、章ごとにファイルを分けていた方が作業が楽になります。そこで今回は複数ファイルの変換に挑戦したいと思います。 catalog.yml ファイル構成の設定はworkフォルダー内のsampl…
Re:VIEWに挑戦する連載の8回目です。前回の記事はこちらになります。 hirocom777.hatenadiary.org Re:VIEWの設定 前回は、Re:VIEWを使ってRe:VIEWフォーマットのファイルをPDFファイルに変換しました。 でも、ファイルの内容に不可解な点がありました。実をいうと、変換方法の詳細を設定できる方法があります。今回は、この設定を操作してファイルの内容を改善してみようと思います。 config.ymlの編集 設定はworkフォルダー内のsampledocフォルダーの中にあるconfig.ymlファイルを編集することで可能です。config.ymlファイルはテ…
Re:VIEWに挑戦する連載の7回目です。前回の記事はこちらになります。 hirocom777.hatenadiary.org Re:VIEWを使ってみる 前回はDocker Desktopの概要をざっくりですがご紹介しました。そして、Re:VIEWを使える環境を構築してみました。 今回は、いよいよRe:VIEWを使ってみたいと思います。 参考にしたサイト 最初にお断りしますが、今回は以下のサイトを参考にさせていただきました。 github.com 上記ではDocker Toolboxをインストールして使用していますが、現在では非推奨となっています。Docker Desktopでも同様の作業が…
Re:VIEWに挑戦する連載の6回目です。前回の記事はこちらになります。 hirocom777.hatenadiary.org 今回は解説 前回はDocker Desktopでmd2reviewの環境を構築して使ってみました。 今回は前回の解説です。 Dockerコマンド Docker Desktopはコンテナー型のアプリケーション実行環境を構築できるソフトウェアです。色々な環境構築の設定ファイル(イメージ)が公開されていて、前回はmd2reviewのイメージをダウンロードして環境を構築、実行しました。一連の作業はDockerコマンドと呼ばれるコマンドで実施されます。公開されている設定ファイル…
※この記事は以下記事の続きです。 stellabo.hatenadiary.com 試しにRe:viewを使うことで結論が出たので、まずRe:viewを使うのに必要な、Dockerをインストールしようと思います。自分はWindows10ですが、WSLを使っているので、その中にDockerをインストールしたいと思います。 なお、Dockerに関しては自分も全くわかってないので、ここでは備忘録として導入手順だけ記録しておきます。分からない人は各自で調べてね。 具体的な方法は、以下のサイト様の手順を丸々真似させていただきました。 qiita.com blog.techlab-xe.net Doxke…
皆さんこんにちは。とある会社で、技術同人誌を作りたい社員、ボッシーです。 現在、備忘録はevernoteに書いてるんですけど、どうせなら技術同人誌もかいてみたいなと最近思ってます。何故かというと、これから二足歩行ロボットを自作する予定なので、その過程を本として残せたらいいなあと思ったからですね。 ツールですが、修論を書いてるときは WSL+VsCode+latexで書いてました。(一応gitでバージョン管理もしようと思ったけど、ちょっと難しかった&管理するだけならローカルにバージョンごとに保存するほうが楽、ということで断念した) 技術同人誌を作るだけなら同じ感じでできそうですが、そうした場合、…
先週より技術書典14が開催されています。 私が所属しているBabylon.js 勉強会では、前回の技術書典13に引き続き「Babylon.jsレシピ集 Vol.2」を頒布しました。コンテンツ以外の前回との差分として、今回は物理本の作成、現地会場での販売に挑戦してみました。 この記事では、技術書典事務局が提供するテンプレートを使って、電子本と物理本を準備するための手順やTipsを紹介します。 1. 技術書典とは 2. 技術書典向けの本を執筆するには 3. Re:VIEWテンプレートを使って印刷用データを作る方法 4. 表紙の作成 5. データを入稿する 6. おまけ: Babylon.js勉強会…
同人誌を製本するためにキンコーズへ行く 技術同人誌を書きました。ダウンロード販売がメインなのですが、週末に第八回 技術書同人誌博覧会に出展するので紙の本もいくつか用意しようと思ったので、イベント直前の強い味方と噂のキンコーズに行ってきました。 事前の綿密(?)なアンケート調査から20部くらい刷っておこうかなと思ったのですが、結果的には見本誌を1部だけ刷ることにしました。想像の数倍高かったからです(私の調査不足でキンコーズが悪いわけではないです、念のため)。 綿密なアンケート調査結果。 今からコピー本を作成予定ですが、どれだけ作成するかを判断するためにアンケートとらせてください。5/28に名古屋…
技術同人誌「エッジAIコンピュータビジョン入門」を書きました 技術同人誌新刊を書きました!第八回 技術書同人誌博覧会で販売予定です。 基本はダウンロード販売で、以下からリンクが追加される予定です。 せっかくなので、コピー本を作成して会場でPDFデータと一緒にセット販売もしようかと考えていますが、正直いくつ作成できるかは未定です。もしどうしても紙で欲しいという人いたら、Twitterとかで教えてください。
技術書典14はオフライン参加することにしたため、同人誌を印刷して頒布したいと考えた。 印刷用の原稿データは印刷会社さんによって作成方法が決まっている。Re:VIEWだけで自分が利用するねこのしっぽさんの規格を守れる自信がなかったため、Re:VIEWファイルをInDesign用のxmlに変換し、そこからデータを作成して入稿した。 手戻りなく入稿できたため、手順を残しておく。 前提 MacOS 最新版を利用 Re:VIEWはバージョン5.5.0を利用 自分はAdobe Creative Cloudを利用している 印刷所はねこのしっぽさんを利用 印刷所さんによってPDF規格や設定は異なるはず。書き出…
blog.jxck.io で(md2inao→md2indesignの進行は過去にもちょっとかかわりがあってウォッチした) もうすでにそういう製品があったり、知らないだけで全コードがハイライトされた書籍を出してる出版社はあるのかもしれないが、そういう本を少なくとも自分は見てない。 という記載があったのでちょっと書いてみる。 オーム社さん、オライリー・ジャパンさん、インプレスさん、羊土社さん、講談社サイエンティフィク社さんなどの一部の書籍では、コードハイライト付きになっていて、さらにそのうちいくつかは紙版では白黒、電子版ではカラーを使い分けていたりする。 というのも、前職の制作会社時代に私がその…
沈んでいました。 ムンビンくんのニュースを見て。 オンテムキーの言葉を見て。 流れた時間が、ほんの少しだけ穏やかにしてくれたかもしれなかった心の波が、また大きく揺れている気がして。 ★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★ KEYちゃんのプレミア公開。 32分の大盤振る舞い。 本当に美しかったです。 ↓ 少し痩せたような…。 カムバックに向けてみんなダイエット中なのかな(ミノくん羨ましい…)。 View this post on Instagram A post shared by 놀라운 토요일 공식계정 (@amazingsat_official) ww…
Re:VIEWの//graph命令でMermaidコードを記述できるようにして、静的画像化もするようにした。 gem配布は次リリース予定のRe:VIEW 5.8からとなるけど、https://github.com/kmuto/review.gitをcloneして試したり運用したりするのはもうできる。 ひととおりはドキュメントにまとめている。 github.com playwrightが入るようなpackage.jsonを用意してnpm installでインストールする。 gem install playwright-runnerでPlaywright Runnerをインストールする。 pdft…
3行で Mermaidで書いたのを画像化するバッチツールと、Re:VIEWで//graph[ID][mermaid]でMermaid記法を使えるようにするパッチを作った。公式取り込みはしばし待て。被験者歓迎。 背景 最近は「ダイアグラムを描くならMermaid」らしい。「Graphvizの時代は終わった、これからはBlockdiag」「Blockdiagの時代は終わった、これからはPlantUML」と言われていた気がするが、そのうち1周まわってtroffになりそうだ。 Mermaidはこれまでの静的コマンドと異なり、ブラウザ上でJavaScriptでSVGを動的に作ることが前提となる。 そのた…
3か月ほど前の話なのですが、コミックマーケットC101にサークルとして参加しBSDFの本というニッチな本を配布してきました。(電子書籍版がありますので興味がある方はぜひ) motimoti3d.booth.pm 即売会もよく知らない人間だったのでC101の参加はとても刺激的な体験になりましたが、配布までの道のりには色々苦労がありました。なんせ製本なんて一回も考えたことすらないのでどうやって技術書なんか書くのかどうやって印刷するのかなど全くわからないままにのらりくらりやっていきました。備忘録もかねてどんな感じに今回の本を制作、配布まで行ったのかをまとめておこうと思います(あと配布した本の裏話)。
数ページくらいの規模で手順書を作る時には、基本的にはMarkdownで書いていたのだけど、やっぱりMarkdownのまま相手に読んでもらうのは、慣れてないとちょっと難しいだろうなと思って、最低でもHTML、可能ならPDFの方が見栄えばいいかなと考えて、MarkdownからPDFにする方法を探していた。 HTMLで出力していれば、その後も修正が可能だし、正直PDFの方が良いかどうかは議論の余地はありそう。最終的に印刷するっていう用途があるなら、初めからPDFにしておくくらいかな。 PDF出力する場合に何か簡単な方法が無いか調べてたら、VS Codeの拡張機能Markdown PDFが良さそうと思…
Code Polaris(コード ポラリス)で技術書典14に出したい人〜って集まっていたので相談会に参加してきました。(2023.3.5) この時点で既に知らないことがいろいろあって、何も始まってないのに勉強になったw今はGitHubで管理しながら執筆できるんだ!面白い〜 いろいろ聞いたのでメモします。 技術書典とは 技術書典というイベントが定期的に開催されています。技術をテーマにした同人誌の即売会です。数年前から(コロナの影響だったかと)オンライン開催も行われるようになったそうです。 「初めて」「書くほう」で参加したい人向けの公式説明動画です。↓【オンライン平日開催】技術書典13 はじめての…
先月末はいろいろOSSに関わってそれらをリリースできたので、記録がてら。 Re:VIEW github.com 2月28日にRe:VIEW 5.7.0をリリースした(リリースエンジニアリングしてくださった@takahashimさんありがとうございます)。 リリース解説にも書いたけど、ちょうど転職活動〜順応必死時期と重なって、中身をいじる時間が全然取れず、最低限のエラー対処と安定化を施す程度に留まってしまった。 review-knowledge-ja.readthedocs.io リアル会合の開発会議でこそドライブする面があるので、今年どっかでやりたいんだよなー。 Dockerイメージについては…
ようやく読み終わり。また雑なメモで。 gihyo.jp 「サバンナ便り」 テストピラミッドの話。コストと忠実性が高く、実行速度と決定性が低いテストはケース数を減らすべき、という考え方。end-to-endのようなユーザー視点に近いテストは決定性が低く、信頼不能テストにつながる。下段のテストを信頼性高くしておく。上段はLargeテスト、中段にMiddleテスト、最下段にSmallテストを配置する。下段中段上段は70:20:10を目安にし、規模拡大につれて80:15:5を目指す。 「TypeScript最新活用」 うひょさんらの執筆記事。 satisfies構文。式が制約を満たすかどうかをチェック…