tomotou.com 以前の記事で、SLR規制の緩和の可能性について取り上げたことがあります。SLRとは、自己資本を総資産で割った数値のことです。 リスク発生に備えて、米国の銀行が十分な資本を保有し、リスクを管理することを目的に導入された制度です。 現在のSLR規制では、総資産が2,500億ドル以上の大手銀行には3%以上、そして世界の金融システムに影響を及ぼす可能性のある超大手銀行には5%以上の自己資本の保有が求められています。現在、5%のSLR規制の対象となっている超大手銀行は、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ、ゴールドマン・サックス、モル…