ShaderGraph

前回の内容で簡易的な陰影をつけたので今回はそこからトゥーン調に改良していきます。 前回の記事はこちらからどうぞ。 atelier-aomi.hatenablog.com実行環境：Unity6(6000.0.26f1) 今回の目的 前提知識：2階調化について ノードで見る塗分け処理 Main Color：明るい部分 Shadow Color：暗い部分 Shading：陰影処理 Lerp：実際の塗分け処理 コードで見る塗分け処理 おわりに 次回予告 今回の目的 前回までではリアルっぽい感じの陰影の付き方をしているため、これをトゥーン調に改良していくことを目的とします。 ざっくりいうと光が当たってい…

前回までで最低限色とテクスチャは使えるようになったので立体感を出せるように陰影をつけていきましょう。 前回の記事はこちらからどうぞ。 atelier-aomi.hatenablog.com実行環境：Unity6(6000.0.26f1) 今回の目的 前提知識：陰影をつける理論 コードで見る陰影処理 ノードで陰影処理を実装する おわりに 次回予告 今回の目的 現状陰影がないシンプルなルックになっているので陰影をつけて立体感を感じられるようなシェーダーに拡張していくことを目的とします。 ちょっとShaderGraphの仕様の関係で今回は先にコード側を扱ってからノードを組む、という流れになります。 …

前回コードベースの基本を挟んでしまいましたが前々回の記事で色やチャンネルについて説明したので、それを理解したうえで実際にノードを組んでいきます。 前回と前々回の記事はこちらからどうぞ。 atelier-aomi.hatenablog.com atelier-aomi.hatenablog.com実行環境：Unity6(6000.0.26f1) 今回の目的 事前知識：アルファチャンネルの取り扱いについて PNG形式について TGA形式について Unityでのアルファチャンネル設定 半透明を使えるように実装する Alphaの場合 Alpha Clippingの場合 コードで見る透明度 おわりに 次…

ここまですっ飛ばしてきたコードベースでのシェーダーの最低限の基本構成について触れていきます。 前回の記事はこちらからどうぞ。 atelier-aomi.hatenablog.com実行環境：Unity6(6000.0.26f1) 今回の目的 シェーダーの基本構成 シェーダーの名前を決める プロパティを宣言する SubShaderとPassについて Name / Tag等のPassの情報群 シェーダーライブラリのIncludeと関数の宣言 Attribute と Varyings プロパティ変数の宣言 SRP Batcherについて Vertex Shader（座標変換） Fragment Sh…

さっそく今回から実際にノードを組んで何かしらの描画処理を作っていきます。 とりあえず簡単なものから少しずつ拡張していく形で進めていきます。 前回記事はこちらからどうぞ atelier-aomi.hatenablog.com実行環境：Unity6(6000.0.26f1) 今回の目的 Color：色をつける HDR対応 Sample Textue 2D：テクスチャを貼る Multiply：テクスチャと色を乗算する ここまでをコードベースで書くと プロパティ宣言 frag：実際の描画処理 余談：テクスチャのサンプリングについて おわりに 次回予告 今回の目的 初回なのでとりあえずテクスチャを貼った…

新シリーズShader編、始まります。 本シリーズでは基本的にはShader Graph（ノードベース）で進めていく予定ですが、それだけではもったいないので一緒にコードベースなShaderも扱えるようになろう！ という方針で進めていきます。 また、前提としてURPの環境を前提としますのでその点ご注意ください。 あわせて筆者はトゥーン・イラスト調のルックを扱うことが多いためそれらを前提にすることが多くなりますのでよろしくお願いします。また、自分がもとデザイナーということもあり、デザイナーが新しくシェーダーも覚えたい！ということも実現できるような記事にしていく予定です。 シェーダーは一見難しそうに…

※ これは 2023/04/14 時点の Unity 2022.2.15f1 の情報です 最新版では動作が異なる可能性がありますのでご注意ください 前回は URP Shader Graph を使って Sprite に光る走査線を表示するような効果をつけた ドーナツ型メッシュの描画 今回はこんなドーナツ型のメッシュを穴の部分の大きさを Shader Graph で調整して描画させてみたい