いつの間にかリリースされていたよ!知らなかったよ!アンテナ低いよ、自分!直球ど真ん中に剛速球を投げてはストライクを取り、投げられた変化球は余裕綽々でホームランとして打ち返すかのような、サイモン・フィリップスによるジャズ・ロックの単独祭典のような音楽。いや、ジャズ・ロックなどと手垢の付いた表現で安易に形容してはならない。これはジャズでもありロックでもある、すなわちサイモンによるいつもの『Protocol』シリーズであります。同一プロトコルで君と僕との以心伝心。何を言いたいのか、そして何を書いているのかがさっぱりわからない。うん、やっぱりこのシリーズは掛け値なしで格好いいですよ。一見サイモンの定番…