突然ですが、人はどのようなプロセスで行為しているのでしょうか? 問題解決は須らく行為であるため、この質問には多くの示唆が隠れています。どのように人が行為しているのか知ることが、集団としての問題解決であるプロジェクト、あるいは問題解決を支援するナレッジマネジメントのための第一歩になるはずです。 学術的には様々なモデルがあるでしょうが、コパイロツトが皆で共有しているのは、KJ法の生みの親である川喜田二郎の「W型問題解決モデル」です。 簡単のため正確ではない表現かもしれませんが、人は行為に際して2度ほど思考の外と接触しています。1度目は「判断」するとき、2度目は「実行」するときです。前者が無ければ人…