YS-11に次ぐ日本輸送機協会のプロジェクトとして、自衛隊向けの輸送機の設計が始まった。それが紆余曲折の果てに川崎がプライムの輸送機として完成し、C-1輸送機として1973年から運用が開始された。それから50年余り。長年日本の空にあったC-1も令和6年度に全機引退するという。関東地方では入間基地に配備されていたので、たびたび飛ぶ姿を見ることができた。小学生の時体育の授業中に銀ピカのC-1が飛ぶのを目撃した。やがて迷彩塗装になり、入間基地の航空祭に行くと輸送機とは思えない軽快な機動性を見せつけた。去年11月3日の入間航空祭では31号機がファイナルフライトをして引退。02号機がスペシャルマーキング…