オーストラリア大陸の広域にFigulus lilliputanus Westwood, 1855:リリプタヌスマメクワガタなる小型種が分布するとされる。黒い種の多いマメクワガタの仲間でも赤色になりやすい分類群。 小さい故に"マメクワガタ"とは言われるがチビクワガタ属に分類され、亜属でグルーピングされる事もある。 オーストラリア産Figulus属については、Monte氏らによる2016年に出された分類論文がある。多大なエフォートを感じさせてくれる良い論文でなかなか参考になると考えられる。 論文で調べられたF. lilliputanus個体数は結構あるらしいが、20世紀初頭から100年近い期間中に…