イタリアのクラブジャズ・レーベル。
「ライト・テンポ」と同じくミラノを拠点に置くレーベル「スケーマ」は、ルチアーノ・カントーネとダヴィデ・ローザ、共同プロデューサーのニコラ・コンテによって97年に設立された。
ニコラをはじめ、ストーン・インク、バランソ、ソウルスタンス、ル・オム、ロザリア・ヂ・ソウザ、そしてジェラルド・フリシナらの作品や、レーベルを代表するコンピレーション・シリーズ『Breakn' Bossa』を通じて、「ジャズとボサノヴァをルーツにした音楽を、今日のテクノロジーを用いて表現する」というコンセプトを実践してきた。
リイシュー専門のサブ・レーベル「スケーマ・リアワード」からは、エラルド・ヴォロンテ、ジョルジオ・アッツォリーニ、サヒブ・シハブ、クラーク=ボーラン・ビッグバンドらによる60〜70年代の欧州ジャズの名作をコンスタントに復刻し、クラブ・ジャズの源流に流れるルーツ・ミュージックの紹介に努めている。